ある男性は、家族で使っている別荘で、妻が自分の「溺愛されている」兄と浮気している現場を目撃した。彼は何も知らないふりをした。しかし翌日の夜、二人は彼の家の前に現れ、怒鳴り声を上げた。 「お前、一体何をしたんだ?!」

妻が別荘で兄とキスしているところを目撃した僕は、気づかれないようにその場を離れた。翌日、妻をカイと一緒に別荘に残し、何も知らないふりをして一人で家に帰ったのだ。

兄は両親に、夕食の席で重大な発表をすると約束していた。

その日の夜、両親と兄は僕の家のドアを激しく叩き、僕がいったい何をしたのか、どうしても知りたがった。

兄のカイは、僕が物心ついた頃から、ずっと家族の中心にいた。

僕より3歳年上で、スポーツも得意。成績表を母が他人に自慢して見せるような、まさに理想の息子だった。

カイが昇進したとき、父はシャンパンを開けた。

僕が昇進したとき、父が尋ねたのは「お前の会社、まだ人を募集しているのか?」ということだった。

僕は、あまり期待しないことを覚えた。

それでも、どうしても忘れられない誕生日がある。

27歳になった僕は、自分で買ったチョコレートケーキを持って、両親の家へ向かった。

ところが、到着してみると、家族全員がカイの昇進を祝っていた。

風船が飾られ、シャンパンが並び、ダイニングルームには大きな横断幕まで掲げられていた。

誰も僕の誕生日を覚えていなかった。

僕はケーキを冷蔵庫に入れた。

3時間後、誰にも気づかれないまま、そのケーキを一度も開けずに持ち帰った。

翌日、母から電話があり、忘れていたことを謝られた。

そして、ギフトカードが送られてきた。

僕はお礼を言った。

それが、うちの家族のいつものやり方だった。

カイには盛大なお祝い。

僕にはギフトカード。

そして、それで十分だと思っているふりをする役目が与えられた。

その後、僕はモリーと出会った。

彼女はユーモアがあり、気配りができて、兄の輝かしい実績など少しも気にしない人だった。

モリーが初めて僕の家族に会ったとき、カイは20分もの間、自分の仕事について話し続けた。

帰りの車の中で、モリーが尋ねた。

「ねえ、あの人って、ほかの人に質問することはあるの?」

僕は笑いすぎて、車を路肩に停めなければならなかった。

モリーは、僕自身を見てくれる人だった。

僕がどんなコーヒーを飲むのか、どんな日に落ち込むのか、彼女はちゃんと覚えていた。

結婚したとき、僕はようやく、誰かの弟としてではなく、一人の人間として自分を見てくれる人に出会えたと思った。

7年間、僕はそう信じていた。

そして、あの家族旅行の週末がやってきた。

別荘は湖の近くにある2階建ての家で、階段はきしみ、キッチンにはいつも湿った木のような匂いが漂っていた。

両親は、家族全員を長い週末の旅行に招待した。

もちろん、最初に到着したのはカイだった。

僕とモリーが着いたときには、彼はすでに父に最新の仕事の話をしていた。

母はモリーを抱きしめた。

「来たわね! 私の一番お気に入りのお嫁さん!」

モリーは笑った。

僕は荷物を2階へ運んだ。

⸻

翌朝、母は買い物リストにあった食料の半分を買い忘れたことに気づいた。

「僕が行ってくるよ」

そう申し出ると、カイはコーヒーを飲みながら、ほとんど顔も上げずに言った。

「モリーが好きな、ちょっと高級なクラッカーも買ってきてくれよ」

「わかったよ、兄さん」

モリーは僕に微笑みかけた。

「ありがとう、あなた」

僕は車で町へ向かった。

スーパーは混雑していたが、リストにあるものはすべて見つかった。

ただ、デリカテッセンの売り場が閉まっていたため、思ったより早く別荘に戻ることになった。

両親は湖のそばを散歩していた。

家の中は静かだった。

僕は買い物袋を2つキッチンに運んだ。

そのとき、2階からモリーの笑い声が聞こえた。

礼儀として笑うときの声ではなかった。

本当に何かを面白がっているときにだけ聞かせる、あの笑い声だった。

声をかけようとした瞬間、カイの声が聞こえた。

「何か疑ってる様子はあるか?」

僕は階段の下で立ち止まった。

モリーが再び笑った。

「冗談でしょ? あの人は私たち二人を信頼しきってるわ」

僕は買い物袋を握りしめたまま、その場に立ち尽くした。

そのとき、カイの部屋のドアが開いた。

モリーが廊下に出てきた。

彼女は振り返ると、カイの首に腕を回し、キスをした。

カイは彼女を引き寄せ、さらに強く抱きしめた。

僕は二人に気づかれないよう、キッチンへ引き返した。

その瞬間、買い物袋が手から滑り落ちた。

オリーブの瓶が床を転がった。

僕はそれが棚にぶつかる前に拾い上げた。

そして、瓶を見つめたまま、立ち尽くした。

僕の妻。

僕の兄。

どちらの存在が、より深く僕を傷つけたのか。

その瞬間の僕には、わからなかった。

2階へ駆け上がって問い詰めたかった。

いつからこんなことをしていたのか、聞きたかった。

けれど、僕がしたのは、買い物をカウンターに置き、冷蔵庫を開けることだけだった。

やがて、階段を下りてくる足音が聞こえた。

最初に現れたのはモリーだった。

「あら! もう帰ってきたの?」

「ああ」

「ずいぶん早かったのね」

「デリカテッセンが閉まってたんだ」

彼女は買い物袋に目を向けた。

「クラッカーは買ってきてくれた?」

「ここにあるよ」

「本当に早かったのね」

彼女は僕の頬にキスをした。

僕は思わず身を引きそうになり、冷蔵庫のドアを握りしめてこらえた。

その後ろからカイが現れた。

「よう、弟。何か手伝おうか?」

僕は兄を見た。

「いや、大丈夫だよ」

「そうか。いい子だな」

そう言うと、カイは水のボトルを手に取り、外へ出ていった。

僕は残りの食料を片づけた。

自分が何のために買い物へ行かされたのか、その役目を最後まで果たさずにはいられなかった。

⸻

その日の夕食で、カイはいつも以上に機嫌がよかった。

両親のグラスにワインを注ぎながら、翌日の家族の夕食で大切な発表をすると宣言した。

「個人的に、かなり大きなニュースがあるんだ」

母が身を乗り出した。

「恋人でもできたの?」

カイは微笑んだ。

「まあ、そんなところかな」

モリーは鶏肉を切ることに集中していた。

父はグラスを掲げた。

「何にせよ、きっと誇らしい知らせなんだろうな」

カイは、すでに父から許可をもらったかのように満足げに笑った。

僕は皿に視線を落とした。

どうやら、兄はまた何かの祝宴を計画しているらしい。

そして、僕の結婚生活まで、その祝いの一部にしようとしている。

⸻

その夜、モリーは僕の隣で眠りについた。

僕は眠れず、寝室の窓を揺らす湖からの風の音を聞いていた。

ふと、モリーが初めて、家族との夕食のあとに僕が落ち込んでいることに気づいてくれた日のことを思い出した。

彼女はテーブルの下で、そっと僕の手を握った。

「あなたは、カイと張り合う必要なんてないのよ」

彼女はそう囁いた。

僕はその言葉を信じた。

今になって思う。

彼女は僕の隣に座りながら、いったい何度、カイのことを考えていたのだろう。

⸻

午前4時、僕は起き上がり、階下へ降りた。

空が明るくなり始めるまで、キッチンのテーブルに座っていた。

朝食の時間には、すでに決心がついていた。

「ちょっと体調が悪いんだ。家に帰るよ」

僕は家族に告げた。

母は残念そうな顔をした。

「でも、今夜はみんなで夕食を食べる予定でしょう?」

「わかってる。ごめん」

モリーが僕の腕に触れた。

「私も一緒に帰るわ」

「いや、ここに残っていいよ。せっかくの週末なんだから楽しんで」

「一緒に帰るわ」

「本当にいいの?」

「もちろんよ」

カイは椅子にもたれ、からかうように言った。

「ケビン、お前っていつも楽しくなる前に帰っちゃうよな」

僕は車の鍵を手に取った。

「発表、楽しみにしてるよ」

カイの笑顔が一瞬だけ消えた。

それから、彼は肩をすくめた。

僕はラジオもつけず、一人で家へ帰った。

家の中は静まり返っていた。

モリーの靴は玄関のそばに置かれていた。

彼女のコーヒーカップは流し台に残っていた。

前の晩に着ていたセーターは、ダイニングルームの椅子に掛けられていた。

僕はそれらを全部箱に詰め込みたかった。

けれど、結局、飲む気にもなれないコーヒーを淹れただけだった。

昼ごろ、母に電話をかけた。

「ケビン? もう体調はよくなった?」

「いや、まだだよ」

「そう……。カイが今夜のことを秘密にしているのよ。大切な話があるって言ってるの」

「そうだろうね」

「何の話か知ってるの?」

僕は階段のほうを見つめた。

「母さん、モリーと僕の結婚生活は、かなり深刻な問題を抱えてるんだ」

母は黙り込んだ。

「どういう問題なの?」

「電話では話したくない」

「モリーは大丈夫なの?」

「本人に聞いてみてよ」

「カイはそのことを知っているの?」

僕は目を閉じた。

「母さん、今夜カイが何を発表するとしても、僕の気持ちを勝手に代弁させないでほしい」

「どういう意味なの?」

「僕は、自分の結婚生活について説明してくれなんて、あいつに頼んでいないってことだよ」

母はしばらく黙っていた。

やがて、小さな声で言った。

「わかったわ」

僕はお礼を言って電話を切った。

それが、その日に僕がかけた唯一の電話だった。

誰かを辱めるつもりはなかった。

写真を送りつけることもしなかった。

両親に味方をするよう求めることもしなかった。

ただ、カイが僕の気持ちを勝手に語ることだけは、許したくなかった。

午後はゆっくりと過ぎていった。

午後6時、サンドイッチを食べようとした。

2口食べるのが精いっぱいだった。

午後7時になると、携帯電話が振動し始めた。

最初はモリー。

次にカイ。

そして、またモリー。

僕は電話に出なかった。

やがて、メッセージが届いた。

モリー:「お母さんに何を話したの?」

僕は返信しなかった。

続いて、もう一通。

カイ:「電話しろ。今すぐだ」

僕は携帯電話を伏せて置いた。

その20分後、誰かが玄関のドアを激しく叩いた。

ドアスコープを覗くと、モリーが玄関先に立っていた。

顔は青ざめ、携帯電話を強く握りしめていた。

その隣にはカイがいた。

鼻を膨らませ、顔を真っ赤にしている。

僕はドアを少しだけ開けた。

最初に口を開いたのはモリーだった。

「あなた、いったい何をしたの?」

僕は彼女からカイへと視線を移した。

「二人とも、こんばんは」

カイが一歩前に出た。

「お前、母さんと父さんを俺たちの敵に回したな!」

「そうなのか?」

「とぼけるなよ!」

僕はドア枠にもたれかかった。

「二人に何を話したんだ?」

カイは一瞬、言葉に詰まった。

「本当のことだ」

「全部か?」

モリーが僕を見つめた。

「ケビン……」

僕は何も言わずに待った。

「知っているの?」彼女が小さな声で尋ねた。

「昨日、予定より早く帰ってきたんだ」

モリーの視線がカイへと移った。

「2階で君たちが話しているのを聞いた。それから、君があいつにキスするところを見た」

モリーは口元を手で覆った。

最初に立ち直ったのはカイだった。

「じゃあ、わざと俺たちを罠にはめたのか?」

「お前が発表するって言ったんだろ。僕はその場にいなかっただけだ」

「お前、母さんに電話しただろ!」

「そうだよ」

「なんでだ?」

「お前に、僕の気持ちを勝手に説明されたくなかったからだ」

モリーが一歩近づいてきた。

「だったら、私たちに警告してくれてもよかったじゃない!」

僕は彼女を見つめた。

「ごめん。二人の発表会のリハーサルに付き合ってあげればよかったかな?」

彼女は目をそらした。

カイは髪をかき上げた。

「母さんは、俺にお前たちの結婚生活の終わりを勝手に宣言する権利なんてないって言った。お前自身がそれに同意しているのか、とまで聞かれたんだ」

「それで、何て答えたんだ?」

カイは答えなかった。

やがて、モリーが口を開いた。

「カイは、私たちがお互いに特別な感情を抱くようになったって話したの。あなたと私は、ずっと前から幸せじゃなかったって」

「それで?」

「私たちの結婚生活は、実質的に終わっているようなものだって……」

僕はカイを見た。

「僕がそんなことをお前に話したか?」

カイは腕を組んだ。

「お前は何年も前から不幸だっただろ」

「おかしいな。僕はモリーと結婚したはずなんだけど。お前と結婚した覚えはないぞ」

モリーの目に涙が浮かんだ。

「ケビン、私たちの関係は難しくなっていたのよ」

「だったら、僕にそう言えばよかっただろ」

「どう話せばいいのか、わからなかったの」

僕が二人を見つめていると、カイが口を挟んだ。

「それに、母さんと父さんは、もう俺たちを湖の別荘に泊めてくれないんだぞ」

僕はまばたきをした。

「気にしているのは、そこなのか?」

「母さんたちに、夕食のあと出ていけって言われたんだ!」

「そうなのか?」

「お前に内緒で関係を公表するために親の別荘を利用しておいて、それを一緒に祝ってもらえると思うなってさ!」

珍しいことに、両親は初めて、カイに自分の問題を自分で解決するよう求めていた。

カイは本気で傷ついたような顔をしていた。

モリーは額を押さえた。

「これから、どうなるの?」

「まだ全部は決めていない。でも、僕たちの結婚生活に何の問題もなかったふりをするつもりはないよ」

彼女は泣き始めた。

「お願いだから、中に入れて話をさせて」

「今夜は無理だ。荷物を取りに来てもらう日を、あとで連絡する」

カイが再び一歩前に出た。

「じゃあ、俺たちはどこへ行けばいいんだ?」

僕は兄を見つめた。

「二人で部屋を見つけるのは、得意みたいじゃないか」

僕はドアを閉めた。

それから、二人の車が走り去るまで、玄関の中でじっと耳を澄ませていた。

手が震えていた。

僕は階段へ向かった。

モリーの靴は、まだ玄関のそばに置かれていた。

僕は一番下の段に腰を下ろした。

何分もの間、それを片づけることさえできなかった。

⸻

3日後、母から実家に来てほしいと頼まれた。

父はキッチンのテーブルで待っていた。

「モリーのことで、本当に申し訳ないと思っているわ」と母が言った。

「ありがとう」

「でも、カイもひどい間違いを犯したのよ。だからといって、このことで家族がバラバラになるのを許してはいけないわ」

僕は母を見た。

「僕にどうしろっていうの?」

「カイと話してみたらどう? あの子の言い分も聞いてあげて」

「父さん、僕の27歳の誕生日を覚えてる?」

父は眉をひそめた。

「カイが昇進した年のことか?」

「そうだよ」

母がうなずいた。

「あのときは、忘れてしまってごめんなさいね。プレゼントも送ったでしょう?」

「僕はあの日、ケーキを持って行ったんだ」

母は不思議そうな顔をした。

「ケーキ?」

「チョコレートケーキだよ。みんながカイの昇進を祝っている間に、冷蔵庫に入れた。でも、誰も気づかなかった。結局、一度も開けないまま持って帰ったんだ」

父はコーヒーカップを置いた。

「どうして何も言わなかったんだ?」

「言ったよ。僕の誕生日だって伝えた」

母はテーブルに目を落とした。

「私たちは、プレゼントを送れば埋め合わせができると思っていたの……」

「僕はもっと高価なプレゼントが欲しかったわけじゃない。ただ、僕がそこにいたことを覚えていてほしかったんだ」

二人とも何も言わなかった。

僕は立ち上がった。

「カイがしたことを、なかったことにする手伝いはしない。僕の結婚生活について、あいつと話し合うつもりもないよ」

父はゆっくりとうなずいた。

「わかった」

母が僕の手を取った。

僕は少しの間だけ、その手を握らせておいた。

けれど、すべてが元どおりになったふりをする準備は、まだできていなかった。

⸻

それから数週間、僕は離婚弁護士と会い、モリーが荷物を取りに来られるよう手配した。

彼女は、僕たちはいつの間にかすれ違うようになっていたのだと説明しようとした。

「だったら、別れたいって僕に言えばよかっただろ」

僕がそう言うと、彼女は反論しなかった。

カイからは一度、別荘の工事を担当した業者に連絡してほしいと電話があった。

「業者の番号なら、家族の連絡先リストに載ってるよ」

僕はそう答えた。

「お前が電話してくれたっていいだろ?」

「嫌だね」

カイは電話を切った。

2か月後、カイからコーヒーでも飲まないかと誘われた。

断ろうかと思った。

けれど、好奇心に負けた。

カイは10分間、両親が以前とは違う態度で自分に接するようになったと不満をこぼし続けた。

そのあと、モリーとの関係も簡単ではないと口にした。

「お前ならわかるだろ」と彼は言った。

「何が?」

「悪者扱いされる気持ちさ」

父さんたちは、今ではカイに以前とは違う態度を取っていた。

僕はコーヒーカップをテーブルに置いた。

「僕は、自分が誰よりも大切にされていないと感じることなら知っている。でも、それは別の話だ」

カイはコーヒーを見つめた。

しばらくして、彼は言った。

「俺は、ひどい兄貴だったな」

「そうだね。ひどい兄だったよ」

「もう一度、やり直せると思うか?」

「わからない」

カイはうなずいた。

「もし、また話す機会があったとしても、最初から僕に何かを解決してくれと頼むのはやめてくれ」

僕がそう付け加えると、彼は何も答えなかった。

僕はコーヒー代を置き、家に帰った。

次の誕生日が来る頃には、離婚の手続きはすでにかなり進んでいた。

友人たちが、小さなレストランで僕の誕生日を祝ってくれた。

両親も一緒に来てくれた。

父は、僕の大好きなチョコレートケーキを覚えていた。

母は早めに到着した。

その日、誰もカイの話題を出さなかった。

夕食のあと、父が尋ねた。

「来年に向けて、何か計画はあるのか?」

「実は、旅行に行こうかと考えてるんだ」

「どこへ?」

僕が携帯電話を取り出した、その瞬間だった。

ちょうどメッセージが届いた。

カイからだった。

「誕生日おめでとう。今度は忘れてなかったぞ」

僕はそのメッセージを読んだ。

そして、携帯電話を伏せてテーブルに置いた。

「見せてくれよ」と父が言った。

僕は地図を開き、考えていた旅行ルートを指し示した。

母が身を乗り出した。

「どれくらいの期間、旅行するつもりなの?」

「2週間くらいかな」

父は、携帯電話を置くスペースを作るために、ケーキの皿を少し横へ動かした。

「どこから出発するつもりなのか、教えてくれ」

僕は父に、自分の計画を話し始めた。

そして、そのまま話し続けた。

この記事は気に入りましたか?友達と共有してください。
面白い話