アイスクリーム屋さんが娘に親切にしてくれているだけだと思っていた。ところがある日、彼は娘に一枚のメモを渡し、「必ずお母さんに読んでもらって」と言った。

その夏、2週間近くの間、9歳の娘エリーは、毎日のようにアイスクリームを持って家に帰ってきた。

普通なら、何も気にしなかったと思う。

ただ一つ、気になることがあった。

私は、エリーが外へ出るとき、お金を一円も持っていなかったことを知っていた。

私たちが住んでいるのは、オーク通り、メープル通り、パイン通りのような名前がついた、ごく普通の郊外の住宅街だ。

ハロウィンになると、どの家がお菓子をたくさん配ってくれるか、子どもたちはみんな知っている。

夏になると、週に何度か夕方、アイスクリームトラックがやって来る。

あの独特なメロディーは、トラックが私たちの通りに入ってくるずっと前から聞こえてくる。

そして普段なら、エリーはその音を聞いた瞬間、私のところへ走ってきて、すでに片手を差し出している。

「ママ、3ドルちょうだい!」

エリーは本当にいい子だ。

頭がよくて、面白くて、好奇心旺盛。

そして最近では、私が気づいてほしくないことまで気づくほど、よく周りを見ている。

エリーの父親と私は、彼女が4歳のときに離婚した。

ひどい争いがあったわけではない。

ただ、お互いに離れて暮らしたほうが幸せだと気づいただけだった。

だから今は、ほとんどエリーと私の二人暮らし。

かつて私が思い描いていた人生より小さな暮らしだけれど、それでも安全で、温かくて、私たち二人の家だった。

シングルマザーになると、細かいことに気づくようになる。

子どもがどこへ行ったのか。

何を持って出たのか。

何を持って帰ってきたのか。

そして、話のつじつまが合っているかどうか。

その無料のアイスクリームだけは、どうしてもつじつまが合わなかった。

最初の日、エリーはストロベリーショートケーキ味のアイスバーを持って帰ってきた。

ピンクと白のアイスに、小さなクラムがまぶしてある、あのタイプだ。

すでに手首まで溶けたアイスが垂れていた。

「この前、お小遣いを全部使ったんじゃなかった?」

私はそう聞いた。

もちろん知っていた。

3日前、エリーは最後に残っていた数ドルをスライム作りの材料に使っていた。

それ以来ずっと、「お金がない」と文句を言っていたのだ。

「お金、いらなかったもん」

エリーはアイスを頬張りながら答えた。

「どうして?」

「アイスクリーム屋さんのおじさんがくれたの」

そのときは、あまり深く考えなかった。

余った商品だったのかもしれない。

溶け始めて売れなくなったものだったのかもしれない。

ただ近所の子に親切にしてくれただけかもしれない。

私はエリーに、今度会ったらお礼を言うように伝えた。

そして、腕についたイチゴを洗うように言った。

数日後。

また同じことが起きた。

ストロベリーショートケーキ。

無料。

そして、また。

4回目になったとき、私は外へ走っていこうとするエリーを呼び止めた。

「どうしてあのおじさん、何度もアイスをタダでくれるの?」

エリーは、子どもが「そんなに重要なことじゃないよ」と思ったときにする、あの大きな肩すくめをした。

そして言った。

「おじさんがね、ママも昔これが一番好きだったって」

私は手にしていた皿を洗う手を止めた。

「私が?」

「うん」

エリーはもう、トラックが行ってしまわないかと道路を見ていた。

「ママが子どもの頃、いつもこれを選んでたんだって」

背筋に、奇妙な寒気が走った。

なぜなら、それは本当だったから。

ストロベリーショートケーキは、私の一番好きなアイスだった。

たまに、ではない。

毎回だった。

ほかの子どもたちは、ロケット型のアイスや、チョコレートがけのアイス、目玉のようなガムボールが入ったキャラクターアイスが好きだった。

でも私は違った。

いつもストロベリーショートケーキ。

母に抱き上げてもらわないとトラックの窓まで届かなかった頃から、自分で歩いてポケットの小銭を出せるようになった頃まで。

ずっとそうだった。

でも、それは30年も前の話だ。

しかも、ここから400キロ以上も離れた場所でのこと。

私が育ち、18歳で故郷を離れたミルブルックという町。

今住んでいるこの街のアイスクリーム屋の運転手が、そんなことを知っているはずがない。

私は必死に、もっともらしい理由を探した。

「エリー、私の名前をおじさんに教えた?」

「ううん」

「昔、ママがストロベリーショートケーキが好きだったって話した?」

「ううん」

エリーは本当に不思議そうな顔をした。

「私、ママのこと何も話してないよ。おじさんが知ってたの」

その言葉が、妙に引っかかった。

――おじさんが知ってた。

だから翌日の夕方、あの小さな音楽が通りの向こうから聞こえてきたとき、私はエリーと一緒に外へ出た。

アイスクリームトラックは角の近くに停まっていた。

子どもたちが大勢集まっている。

自転車は家の前や芝生に放り出されたままだ。

木々の間から差し込む夕日の光が、夏の夕方らしい美しい金色に街を染めていた。

販売窓口の向こうに、運転手が立っていた。

最初に見たときは、何も変わったところのない男性だった。

60歳くらい。

白髪。

眼鏡。

色あせた野球帽。

スーパーですれ違っても、5分後には顔を思い出せなくなるような、ごく普通の年配男性。

エリーはまっすぐ彼のところへ走っていった。

「やあ、お嬢ちゃん」

彼はエリーを見ると、顔を明るくした。

手が自然に冷凍庫へ伸びる。

きっと、いつものストロベリーショートケーキを取ろうとしたのだろう。

でも、その瞬間。

彼は私を見た。

そして動きを止めた。

表情が変わった。

恐怖ではない。

罪悪感でもない。

私がエリーを連れて逃げたくなるような、明らかな危険の表情でもなかった。

ただ、ひどく驚いた顔。

まるで、遠い昔に知っていた誰かの顔を見つめているようだった。

彼の手は冷凍庫へ伸びたまま、途中で止まっていた。

やがて、彼は尋ねた。

「あなたが……エリーのお母さん?」

「はい」

私はできるだけ平静な声で答えた。

同時に、エリーと彼の間に少しだけ体を入れた。

彼はゆっくりとうなずいた。

そして言った。

「……サラ?」

全身の毛が逆立った。

私は彼に自分の名前を教えていない。

私の知る限り、エリーも教えていない。

「私と……知り合いですか?」

彼は小さく、緊張したように笑った。

「たぶん……今はもう、違うでしょうね」

その答えは、単純に「はい」と言われるよりも、なぜか恐ろしく感じた。

――今はもう違う。

つまり、昔は私が彼を知っていた可能性があるということ。

「どういう意味ですか?」

私の声は、さっきより鋭くなっていた。

彼はトラックの中にあった布で手を拭いた。

何をどこまで話すべきか、迷っているのが分かった。

周りでは子どもたちが何を買うか話し続けている。

誰も、目の前で奇妙なことが起きているとは気づいていない。

やがて彼はエリーを見た。

「今夜は好きなものを選びな、お嬢ちゃん。今日は私のおごりだ。少しだけお母さんと話をさせてくれるかい?」

私の中の母親としての本能は、即座に「ダメ」と言いたがった。

でも、彼の顔には何か深い悲しみがあった。

脅威ではない。

ただ、慎重だった。

私はエリーに小さくうなずいた。

エリーは嬉しそうに冷凍庫へ向かい、「好きなものなら何でもいい」という難題に頭を悩ませ始めた。

男性は眼鏡を外した。

シャツでレンズを拭いた。

そして、もう一度かけ直した。

「すみません」

彼は小さな声で言った。

「こんな言い方をするべきじゃなかった」

一度、深く息を吸った。

「私はこの近所で3年間、アイスクリームトラックを走らせています」

「2週間前、あなたの娘さんが私の窓の前に来ました」

「そして彼女を見た瞬間……幽霊を見ているような気がしたんです」

私は黙って彼を見つめた。

「彼女は、あなたがあの年齢だった頃にそっくりなんです」

胃のあたりが締めつけられた。

「それから彼女が自分の名前をエリーだと言った。私は何気なく、お母さんの名前は?と聞いたんです。彼女はサラだと答えた」

彼は首を振った。

「信じられませんでした」

「それでも、私には分かりません。どうしてあなたが私を知っているんですか?」

彼は少し迷った。

「メープル通りを覚えていますか?」

胸が締めつけられた。

「ミルブルックの?」

世界がほんの少し傾いたような気がした。

メープル通り。

私が子どもの頃に住んでいた通り。

400キロ以上離れた場所。

母が夏の夕方、私をアイスクリームトラックまで連れて行ってくれた場所。

「どうして、それを知ってるんですか?」

男性は野球帽を脱ぎ、胸の前で握った。

「昔、そこでアイスクリームトラックを運転していたからです」

私は彼を見つめた。

「メープル通りのルートです。80年代から90年代にかけて。20年近く、そこで働いていました」

彼はかすかに笑った。

「あなたは私のことを覚えていないでしょうね。まだ小さかったから」

そして彼の目に涙が浮かんだ。

「でも、私はあなたを覚えています」

彼はエリーが手にしているストロベリーショートケーキを見た。

「あなたは、いつもそれを注文していました」

記憶の奥で、何かが動いた。

完全な映像ではない。

断片だけ。

白いトラック。

夏の夕方。

手の中の、温かくなった小銭。

窓の向こうで笑っている優しい男性。

そしていつも、私が頼む前から用意されていたストロベリーショートケーキ。

「あなたが……あの人?」

「そうです」

彼の声は、ほとんどささやきだった。

「あなたが通りを走ってくるのが見えると、いつも先にアイスを用意していました」

私は立ち尽くした。

忘れていた子どもの頃の記憶が、どうして今、大人になった私の街に現れたのか理解できなかった。

「でも、ミルブルックはここから400キロ以上離れています」

「分かっています」

「それなのに、ここで3年間?」

「はい」

「どうして?」

彼の表情が、また変わった。

今度は、その奥にもっと重いものが見えた。

彼はシャツの胸ポケットに手を入れ、一通の封筒を取り出した。

何日も持ち歩いていたかのように、端が折れて擦れている。

表には私の名前が書かれていた。

サラ。

「本当は、これをエリーに渡そうと思っていたんです」

私は彼を見た。

「私に?」

「1週間くらい、ずっと持ち歩いていました」

彼は少し恥ずかしそうにした。

「あなたのお母さんを知っていると小さな女の子に伝える、変な年寄りに見えないように、どう説明すればいいか分からなくて」

彼は窓越しに封筒を差し出した。

「でも、今あなたがここにいる」

私は受け取った。

封筒は、彼の胸ポケットの体温で温かかった。

「どうしてこの街に来たんですか、ウォルター?」

私はようやく彼の名前を知った。

「どうしてこの街? どうして私の近所なんですか?」

彼はしばらく下を向いた。

「今夜、その手紙を読んでください。詳しいことは全部そこに書いてあります」

そして私を見た。

「でも、今ここで簡単に説明しておきます」

彼は息を吸った。

「私はあなたを探しに来たんです」

私は彼を見つめた。

「正確には、ここを探していたわけじゃありません」

彼は続けた。

「あなたがどこにいるのか知らなかった。でも数年前から、メープル通りにいた子どもたちを探していたんです」

「子どもたち?」

「あなたたち全員です。できる限り」

「どうして?」

彼は一瞬、夕空を見上げた。

「ある人に約束したからです」

そして悲しそうに笑った。

「年を取って、医者からある種の知らせを受けるようになると……守り終えていない約束について、真剣に考えるようになるんですよ」

彼は私を見た。

「あなたも、私のリストに入っていました。サラ」

喉が詰まった。

「3年間ずっと」

彼は小さく笑った。

「まさか、30年前のあなたそっくりの娘さんが私のトラックにやって来て、それがきっかけで見つかるとは思いませんでした」

その夜、エリーが眠ったあと、私はキッチンのテーブルに座り、ウォルターから受け取った手紙を開いた。

隣に置いた紅茶は、いつの間にか完全に冷めていた。

その手紙は、私の心を打ち砕いた。

そして同時に、その一部をもう一度元に戻してくれた。

ウォルターは、20年間メープル通りのアイスクリームルートを走っていたと書いていた。

あの夏の日々は、彼の人生で最も幸せな時間の一つだったという。

彼と妻のマーガレットには、子どもができなかった。

二人は心から子どもを望んでいた。

でも、叶わなかった。

だからいつの間にか、近所の子どもたちは皆、二人にとって「借り物の子ども」のような存在になっていった。

ウォルターは私たちの名前を覚えていた。

好きなアイスも。

恥ずかしがり屋の子。

いつも大声で話す子。

列に割り込もうとする子。

そして、いつも忘れずに「ありがとう」と言う子。

どうやら私は、その中でも彼の記憶に強く残った子どもだったらしい。

いつもストロベリーショートケーキを注文していた、礼儀正しい小さな女の子。

ウォルターとマーガレットにとって、メープル通りは、自分たちが持てなかった家族そのものになっていた。

そして長い間、それで十分だった。

やがてマーガレットが病気になった。

癌だった。

2003年、長い闘病生活の末、彼女は亡くなった。

治療費は、二人が貯めてきたもののほとんどを奪っていった。

ウォルターは妻を失った。

その後、家も失った。

そしてやがて、アイスクリームトラックも手放すことになった。

50代になる頃には、彼は妻を亡くし、ほとんど無一文で、完全に一人になっていた。

メープル通りの子どもたちは、大人になっていた。

大学へ進み。

遠くへ引っ越し。

結婚し。

名字を変え。

家庭を持った。

そして、アイスクリーム屋のおじさんのことを忘れていった。

子どもなら、それが普通だ。

ウォルターは、その後何年も漂うように生きたと書いていた。

いろいろな仕事をした。

町から町へ移り住んだ。

どこにも根を下ろせなかった。

何よりもマーガレットが恋しかった。

でも同時に、トラックの窓越しに成長を見守った子どもたちのことも恋しかった。

そして、マーガレットが最期に頼んだことについて書かれていた。

彼女が亡くなる前の数週間、ウォルターにある約束をさせたという。

いつか、悲しみが少しだけ耐えられるようになったら、もう一度アイスクリームトラックを手に入れること。

そして、メープル通りの子どもたちを探すこと。

大人になった私たちを。

そして、ある言葉を伝えること。

――あなたは愛されていた。

それが、すべてだった。

マーガレットは私たちに知ってほしかった。

子どもの頃には気づかなかったかもしれないけれど、私たちが成長していく姿を見ることを心から喜んでいた男女がいたのだと。

子どもを持つことができなかった二人が、静かに一つの近所全体を自分たちの家族のように愛していたのだと。

その愛は本物だった。

私たちが気づかなかったとしても、それには意味があった。

そして、大人になって人生が複雑になり、失望したり、孤独を感じたりしたときには思い出してほしかった。

人生のどこかで、ただアイスクリームトラックに向かって走っていたあなたを見て、心から幸せになった人がいたことを。

約束を果たすまで、ウォルターには10年以上かかった。

悲しみには予定表なんてない。

彼はそう書いていた。

それでも、やがて中古の古いアイスクリームトラックを買った。

そして探し始めた。

昔の近所の人。

インターネット。

公的記録。

SNS。

見つけられる手がかりは何でも使った。

メープル通りの子どもたちの中には、簡単に見つかった人もいた。

でも、完全に消息が分からなくなっていた人もいた。

亡くなっていた人もいた。

その名前をリストから消すのが、一番つらかったとウォルターは書いていた。

誰かを見つけると、その人の住む地域で夏の間だけアイスクリームトラックを走らせることもあった。

そして自然な形で連絡を取れる機会を待った。

見つけた人には、マーガレットの言葉を伝えた。

――あなたは愛されていた。

――あの愛は本物だった。

――あなたには意味があった。

私は、その中でもなかなか見つからなかった一人だった。

結婚していた。

名字も変わっていた。

何百キロも離れた場所へ引っ越していた。

メープル通りのサラと、今の私を結びつけるものは、ほとんど何も残っていなかった。

そしてある夕方。

ミルブルックから何百キロも離れた場所で、何気なくアイスクリームトラックを走らせていたウォルターは、販売窓口から外を見た。

そこにエリーがいた。

9歳。

私と同じ顔。

私と同じ表情。

30年前の私が、目の前に立っているようだった。

彼にはすぐに分かった。

だから彼は、エリーにストロベリーショートケーキを渡し始めた。

本当は、やるべきではなかったのかもしれない。

私を怖がらせるかもしれないことも分かっていた。

でも、数十年前に私へ渡していたのと同じアイスを、私の娘に渡す。

その瞬間だけ、彼は昔の自分に戻れたのだという。

近所のアイスクリーム屋。

夏の小さな幸せを守る人。

そして彼は、エリーに「ストロベリーはママの一番好きな味だった」と伝えれば、私が気になって外へ出てくるかもしれないと思った。

その作戦は成功した。

手紙の終わり近くに、ウォルターは、私が後になって何度も読み返し、とうとう暗記してしまった言葉を書いていた。

彼は、私がどんな人生を歩んできたのか知らない。

幸せな人生だったことを願っている。

でも、メープル通りを離れてから何があったとしても、マーガレットが私にどうしても知ってほしいと言っていたことがある。

母親になる前。

結婚する前。

離婚する前。

請求書も、失恋も、仕事も、責任も、大人が背負うすべてのものを抱える前。

私はただ、アイスクリームトラックに向かって走っていた小さな女の子だった。

そして、私がほとんど覚えていなかった二人の人間が、私が走ってくる姿を見るたびに、本当に幸せになっていた。

二人には子どもができなかった。

でも、人生が許してくれた唯一の形で、二人には私たちがいた。

ウォルターは、こう書いていた。

――あなたは、誰かの喜びだった。

そして、エリーについても書かれていた。

私の子どもの頃の顔を娘に見つけたとき、心臓が止まりそうになった、と。

そしてマーガレットなら、きっと大喜びしただろう。

「いつも『ありがとう、おじさん』と言っていたあの小さな女の子が、大人になって、自分と同じように優しい女の子を育てている」と知ったら。

最後の一文には、涙を流しながら笑ってしまった。

――私の分のストロベリーショートケーキを、一つ残しておいてください。

ウォルター

私はキッチンのテーブルに座ったまま、紅茶が完全に冷めるまで泣いた。

なぜなら、ウォルターには決して分からないことが一つあったからだ。

私は何年もの間、ひどく孤独を感じていた。

いつもではない。

大げさでもない。

ただ、人にはあまり話さないような静かな瞬間に。

離婚で人生は変わった。

家族は遠くに住んでいる。

ほとんど一人でエリーを育てるということは、誰にも気づかれない小さな責任を、毎日いくつも抱えるということだった。

アイスクリームがおかしくないか気にしているのも私だけ。

学校の書類を確認するのも私だけ。

夜、一人で「すべて大丈夫になるだろうか」と考えているのも私だけ。

いつの間にか私は、自分は誰にも見られないまま人生を歩いているのだと思うようになっていた。

そんなとき、一度は忘れていた男性から、一通の手紙が届いた。

そこには書かれていた。

大人になって孤独がどれほど苦しいものか知るよりずっと前から、私は誰かの目に映っていた。

覚えてもらっていた。

愛されていた。

私に何の義務もない人たちから。

翌日の夕方、私はもう一度ウォルターのトラックへ向かった。

エリーも一緒だった。

そしてウォルターにはコーヒーを持っていった。

「読みました」

私がそう言うと、彼の表情が変わった。

「全部?」

「全部」

私は尋ねた。

「マーガレットのことを教えて」

彼は話してくれた。

私たちは日が沈むまで話した。

彼は妻について話した。

私は自分の結婚、離婚、エリー、仕事、そしてこれまで築いてきた人生について話した。

彼は、私の話をじっと聞いてくれた。

まるで昔、私が何味のアイスを注文するのかを覚えていたときと同じように。

彼がトラックを出す前、私は言った。

「約束を守ったんですね」

ウォルターはうつむいた。

「役に立ったかな?」

「はい」

私は喉を鳴らした。

「マーガレットが届けたかった場所に、ちゃんと届きました」

ウォルターは、その夏の残りの間、私たちの近所を走り続けた。

週に何度か、角の近くにトラックを停めた。

エリーはストロベリーショートケーキをもらう。

私は彼にコーヒーを持っていく。

やがて、私たち3人には不思議な小さな習慣ができた。

エリーはウォルターが大好きになった。

静かな夕方には、彼がトラックの窓越しにエリーへカードゲームを教えた。

私は、彼がトラックと安いモーテルの部屋を行き来しながら暮らしていることを知った。

持っているお金のほとんどは、ガソリン代と、残りのメープル通りの子どもたちを探すために使っていた。

夏が終わりに近づいた頃、私はウォルターの人生について考え始めた。

そして、ある晩、私は尋ねた。

「もう、運転をやめたいと思いませんか?」

彼は私を見つめた。

「何?」

「うちに地下室があります」

そこには専用の入り口があった。

専用のバスルームも。

そして、ほとんど誰も使っていなかった。

ウォルターはすぐに断った。

迷惑をかけたくない、と。

――迷惑。

孤独な人が、自分のために誰かが場所を空けてくれることを長く信じられなくなったときに使う言葉だ。

彼には、まだマーガレットのリストに残っている人たちがいた。

まだ終わっていなかった。

だから私は言った。

「ここからリストを終わらせればいいんです」

彼は私を見た。

「私も手伝います」

私は笑った。

「モーテルより、うちの地下室のほうがインターネットは速いですよ」

そして付け加えた。

「それに、エリーはもう、自分にはおじいちゃんが必要だと思っているみたいです」

ウォルターは泣いた。

その秋、彼は私たちの地下室に引っ越してきた。

そして、彼の人生最後の4年間。

ウォルターは、かつて自分とマーガレットには決して手に入らないと思っていたものになった。

家族になった。

エリーは彼を「グランパ・ウォルト」と呼ぶようになった。

彼は学校へ迎えに行った。

発表会にも出席した。

私たちのキッチンテーブルで、普通の夕食を一緒に食べた。

宿題も手伝った。

メープル通りの昔話を、何度も何度も聞かせてくれた。

そして私たちは二人で、マーガレットのリストを完成させた。

見つけられる限り、残りの子どもたちを探した。

ウォルターは手紙を書いた。

返事をくれた人もいた。

今では40代になり、オレゴン州に住んでいる男性は、ウォルターに会うためだけに飛行機で大陸を横断してやって来た。

彼は、マーガレットの言葉をウォルター本人の口から聞きたかったのだ。

――あなたは愛されていた。

――それは本物だった。

――あなたには意味があった。

ウォルターが亡くなったのは、2年前の夏だった。

穏やかな最期だった。

眠っている間に亡くなった。

私の家の地下室で。

彼のリストは完成していた。

約束も果たされていた。

そして2階では、彼を「おじいちゃん」と呼ぶほど愛していた少女が眠っていた。

エリーは今、13歳。

今でも、ときどき彼を思い出して泣く。

私も同じだ。

私たちはウォルターをマーガレットの隣に埋葬した。

彼は何年もの間、彼女の隣の墓地を確保していた。

葬儀の日、私はみんなにストロベリーショートケーキの話をした。

サラという小さな女の子の話。

その娘、エリーの話。

そしてある夕方、アイスクリームトラックの窓越しに、30年前に愛した少女の顔を見つけた老人の話。

礼拝堂にいた誰一人として、涙をこらえることはできなかった。

ときどき私は思う。

もし、ほんの少し何かが違っていたら、何も起きなかったかもしれない。

もしエリーが私にそっくりでなかったら。

もしウォルターが私たちの近所を走っていなかったら。

もし私がエリーを追って外へ出なかったら。

もしウォルターが、マーガレットとの約束を守るのは難しすぎると諦めていたら。

もし彼が、あの目に見えない愛を、そのまま目に見えないものにしていたら。

一本のストロベリーショートケーキがきっかけで、一つの家族が生まれた。

ウォルターは、今でも私が何度も思い出すことを教えてくれた。

私たちの多くは、人生を「誰にも見られていない」と思いながら生きている。

横断歩道で子どもたちを見守る人。

レジ係。

近所の人。

先生。

アイスクリーム屋のおじさん。

毎日の生活の端にいる、そんな人たちは、私たちにとってほとんど見えない存在だ。

そして私たち自身も、彼らから見れば見えない存在だと思っている。

でも、本当はそうではないのかもしれない。

誰かが、あなたがいつも注文するものを覚えているかもしれない。

誰かが、あなたがいつも「ありがとう」と言うことに気づいているかもしれない。

誰かが、あなたの人生がうまくいくよう、ひそかに願っているかもしれない。

そして、そんな小さな優しさが、あなた自身が知らないまま、誰かの人生の一部になっていることもある。

ウォルターが人生の最後の数年間にしていたことは、一つだけだった。

見えない愛を、見える形にすること。

かつて誰かにとって、とても大切な存在だったのに、そのことを知らずに生きている人を探すこと。

そして、伝えること。

――あなたは愛されていた。

最初から。

あなたが忘れてしまったかもしれない人たちに。

そして、その愛は本物だった。

今ではエリーも、この話を知っている。

彼女はそれを心の中に抱えて生きている。

私も同じだ。

毎年夏になると、木々に囲まれた私たちの通りをアイスクリームトラックが走ってくる。

あの聞き慣れたメロディーが聞こえると、エリーと私は一緒に外へ出る。

私たちはそれぞれ、ストロベリーショートケーキを一本買う。

そして暖かな夕日の中、ポーチに座る。

必ず、もう一本余分に買う。

包みを開ける。

二人の間に置いた小さな皿にそっと乗せる。

そして、ゆっくりと溶けていくのを見つめる。

ウォルターのために。

マーガレットのために。

そして、かつて自分たちがどれほど深く愛されていたのかも知らずに、アイスクリームトラックへ向かって走っていた、メープル通りのすべての子どもたちのために。

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