母が私に最後に贈ってくれたものは、小さな青い花と金色の縁取りが施された磁器のティーセットだった。
それから一年間、それは私にとって、母に触れられる唯一のものに近かった。
そして母を偲ぶために私が開いた夕食会で、義母は誰にも見られていないと思った笑みを浮かべながら、そのティーセットをカウンターから押し落とした。
「ただのカップじゃない」
彼女はそう言った。
彼女は知らなかった。
私が、床に散らばった一つ一つの破片をどうするつもりなのかを。
第一部:「ずっと先まで」
私が心から親しくしていた家族は、母だけだった。
母は昨年、あまりにも急速に進んだ病気で亡くなった。まるで何かの冗談のようだった。
ある月には「疲れやすい」とこぼしていた母が、次の月には病院のベッドに横たわり、その翌月には私は棺を選んでいた。
今でもあの数週間を何度も思い返してしまう。
何か見落としていたんじゃないか。
本当なら、もう一週間だけ母と過ごせたはずなのに、どこかでその一週間を失ってしまったんじゃないか。
そんなことを考えてしまう。
もちろん、私たちが何かを見落としたわけじゃない。
医師たちもそう言っていた。
でも、悲しみというものは、頭で何を分かっているかなんて気にしない。
その一年間、時間は不思議な動きをしていた。
朝によっては、昼食の時間が永遠に来ないんじゃないかと思うほど長く感じた。
その一方で、気づかないうちに一週間、二週間が丸ごと消えていることもあった。
カレンダーを見て、「誰かが私の気づかない間に何日か盗んでいったんじゃないか」と思うことさえあった。
母がまだ、ピクルスの瓶を開けるだけでも疲れてしまうほど弱っていた頃。
私の誕生日の数日前、母から電話がかかってきた。
「どうしたの? 大丈夫?」
私が聞くと、
「大丈夫よ。ただ、来て」
それだけだった。
母の家のキッチンに入ると、テーブルの上に箱が置いてあった。
どこにでもある茶色い段ボール箱。
角にはきれいにテープが貼られていた。
母はいつもそうしていた。
まるで箱まで検査を受けなければならないかのように、きちんとテープを貼るのだ。
「これ、何?」
「あなたへの誕生日プレゼント」
「お母さん、何も買わなくてよかったのに。今年は特に……」
「分かってる」
母はそう言って、
「座って」
と言った。
そして両手でゆっくり箱を私のほうへ押した。
実際の重さ以上に重いものを扱うような動きだった。
テープを剥がして、箱を開けた。
古新聞とふきんに包まれていたのは、磁器のティーセットだった。
白いカップには小さな青い花が描かれていて、縁には細い金色のラインが入っている。
同じデザインのティーポットには優雅に湾曲した持ち手がつき、蓋にはつぼみのような小さな飾りがついていた。
私はただ、それを見つめた。
「これ、覚えてる?」
もちろん覚えていた。
子どもの頃、毎年クリスマスになると母が使っていたものだ。
私はパジャマ姿のままキッチンカウンターに座って、母がお湯をティーポットに入れて温めるのを眺めていた。
母は一度お湯をぐるぐる回してから捨てていた。
冷たい磁器は「紅茶をびっくりさせちゃうから」と言って。
本当にそうなのかは知らなかった。
そんなことはどうでもよかった。
私にとって、それがクリスマスの朝だった。
母は疲れたように、それでも優しく微笑んだ。
「あなたに、何年も持っていてほしいの」
それだけだった。
私は涙をこらえられなくなった。
「もう、泣かないの」
母が言った。
「だって、ティーセットを渡して『何年も持っていてね』なんて言うんだもの。どうしろっていうの?」
「もう少し礼儀正しくしてちょうだい。ありがとうくらい言ってくれてもいいでしょう」
私は泣きながら笑った。
すると余計に涙が止まらなくなった。
母も笑った。
その瞬間だけ、私たちは「母と娘」ではなかった。
二人の人間がキッチンのテーブルを囲んで笑っていた。
二人とも、「何年も」という言葉が何を意味するのか分かっていたのに。

それでも笑っていた。
それが母だった。
二人とも怖くて仕方がない時でさえ、母は私を笑わせることができた。
母は、それから十一日後に亡くなった。
第二部:キャビネットと、それを笑った女
葬儀の後、悲しみが大きすぎて形すら持たないように感じる時、実際に手で触れられるものの一つが、あのティーセットだった。
悲しみって、不思議なものだ。
どこにでもあるのに、どこにもない。
手でつかむことはできない。
でも、ティーカップなら手に持てる。
それだけで、少しだけ楽になれた。
そのセットを使ったのは、あの一年間で三回ほどだった。
一度は母の誕生日。
一度は、雨の降る日曜日。
母が恋しくて息ができないほど苦しかった日。
そしてもう一度はクリスマスの朝。
母が教えてくれた通り、最初にティーポットを温めた。
そして紅茶の中に涙を落とした。
それ以外の時、ティーセットはダイニングルームの食器棚の上にあるガラス扉付きのキャビネットに置いていた。
そこを通るたび、小さな青い花が見えた。
時々、私はキャビネットの扉を開けて、ちゃんと全部そろっているか確認した。
触りもしない。
ただ見る。
そしてまた扉を閉める。
まるで眠っている子どもの様子を確認するように。
夫のダニエルは、私の気持ちを完全に理解してくれていた。
一度も私を馬鹿にしたことはなかった。
人が家に来ると、私が頼まなくても、さりげなく客をキャビネットから遠ざけてくれた。
でも、彼の母親デニースには理解できなかった。
そして彼女は、それを私に分からせることを楽しんでいた。
デニースは、自分が理解できないものを笑うことにかけては、本当に才能があった。
大声で言うタイプではない。
彼女が好むのは、ちょっとした嫌味。
笑いながら言うから、もしこちらが反論すれば、まるでこちらにユーモアがないように見える。
私が母の古いウールのコートを玄関のクローゼットにしまっていた時も、デニースはそれを「ガラクタ」と呼んだ。
「そんなもの、もう着ないでしょう」
彼女は言った。
「サイズだって合わないじゃない」
ティーセットを動かさないでほしいと頼んだ時には、私を大げさだと言った。
「ただのカップが入ったキャビネットでしょう」
ガラス越しに覗きながら、彼女は言った。
「まるで王冠の宝石みたいに扱うのね」
ダニエルはいつも、行き過ぎる前に止めてくれた。
「母さん。もうやめて」
「冗談じゃない」
「じゃあ、もっと面白い冗談を言って」
彼女は目をぐるりと回して話題を変えた。
私はそれ以上何も言わなかった。
義理の家族には、そうするものだから。
何でもないことにする。
「悪気はないんだ」と自分に言い聞かせる。
「こんなことで争う価値はない」と思う。
私は長い間、そうやって自分に言い聞かせていた。
第三部:一周忌の夕食会
母が亡くなって一年が経った頃、私はその日を一人で寝室に閉じこもって過ごしたくなかった。
母を知っていた人たちに囲まれていたかった。
私以外の誰かの口から、母の名前を聞きたかった。
だから、何人かの親戚を夕食に招き、一緒に母を思い出すことにした。
母の妹であるリンダ叔母が来た。
母と同じ笑い方をする人だ。
それは祝福でもあり、同時に胸を刺すものでもあった。
いとこも二人来た。
その中にはマークもいた。
ダニエルの妹、カーラも来てくれた。
それが思っていた以上に嬉しかった。
そして、デニースも来た。
本当は招待するつもりはなかった。
でもダニエルは、彼女をリストから外したら新しい戦争が始まると言った。
そんなことをする気力は、私にはなかった。
「一晩だけだよ」
ダニエルは言った。
「母さんも大人しくしてくれる」
戦争については、彼の言う通りだった。
でも、「大人しくする」という点では間違っていた。
とはいえ、夕食は思っていたよりずっとうまくいった。
料理もちゃんとできた。
誰も何もこぼさなかった。
そしてみんな、本当に母の話をしてくれた。
何百回も聞いた話もあれば、初めて聞く話もあった。
リンダ叔母が、私の知らなかった話をしてくれた。
母が16歳の時、ホテルのプールから追い出された話だった。
「待って。何をしたの?」
私はフォークを置いた。
「真夜中過ぎにフェンスをよじ登ったのよ」
リンダが言った。
「友達二人と一緒にね。警備員に見つかった時には、みんなで深いプールに飛び込んでた」
「お母さんが?」
リンダはにやりと笑った。
「あなたのお母さんは、生まれた時から45歳だったわけじゃないのよ」
みんなが笑った。
デニースまで笑った。
しばらくの間、私は力を抜くことができた。
肩の力が抜けていくのを感じた。
みんなが母のことで笑っているのを聞いていると、母を悼んでいるというより、ほんの一晩だけ母がこの部屋に戻ってきたような気がした。
母が椅子を引いて座り、リンダがそんな話をすることに呆れた顔をしているような気さえした。
一年ぶりに、私は心から幸せだった。
第四部:押し落とされた瞬間
夕食の後、私はティーセットを出した。
一週間ずっと、そのことを考えていた。
母の命日だからこそ、母を愛していた人たちと一緒に、母のカップでお茶を飲む。
それが正しいように思えた。
もちろん、最初にティーポットを温めた。
トレーをテーブルに置いた瞬間、リンダが指先でソーサーの一枚に触れた。
「まあ……これ、まだ持ってたのね」
彼女は小さな声で言った。
「母が亡くなる前に私にくれたの。誕生日に」
リンダの表情が柔らかくなった。
「子どもの頃、これでお茶を飲んだのを覚えてる。うちのお母さんがイースターの時に出してくれたのよ」
私はそんなことまで知らなかった。
このセットは、私が思っていたよりずっと古かった。
祖母から母へ。
そして母から私へ。
受け継がれてきたものだった。
その時、テーブルの反対側からデニースが目を回した。
「まだそのカップを金でできたものみたいに扱ってるのね」
ダニエルが彼女を振り返った。
「母さん」
「だって、そうでしょう」
私は彼女を無視した。
今日はデニースのための日ではない。
私は紅茶を注いだ。
そしてしばらく、みんなで母について話しながらお茶を飲んだ。
リンダはまた一つ話をしてくれた。
カーラは質問をした。
いとこたちは母の家で過ごした夏の思い出を語った。
温かくて、静かで、幸せな時間だった。
みんなが飲み終わると、私は立ち上がり、カップとソーサーをトレーに戻し始めた。
ティーポットは中央にそっと置いた。
デニースがすでに手を伸ばしていた。
「私が持っていくわ」
私はトレーの端に手を添えた。
「大丈夫。私がやるから」
彼女は私に笑いかけた。
「まあ、そんなに緊張しないで。あなたの大事な食器を壊したりしないわよ」
その「大事な」という言葉の言い方に、私は彼女を見た。
本当に彼女を見た。
笑顔の奥に、私の嫌いなものがあった。
ダニエルも気づいた。
「そのままでいいよ、母さん」
「手伝ってるだけよ」
そして私が止める間もなく、彼女は私の手の下からトレーを持ち上げ、キッチンへ運んでいった。
私は彼女の後ろ姿を見ていた。
彼女はカウンターの端近くにトレーを置いた。
そして一度、肩越しにこちらを振り返った。
その時、カーラが私の腕に触れて、デザートについて何か聞いてきた。
私は彼女に答えるために振り返った。
ほんの一秒。
たぶん二秒。
そして再びキッチンを見ると、デニースの片手がトレーの端に置かれていた。
そして彼女は、それを押した。
強くではない。
遠くまででもない。
ただ、ほんの少しだけ。
トレーがカウンターの縁へ滑っていった。
その時、デニースの顔に笑みが浮かんでいるのが見えた。
小さな笑み。
ほとんど誰にも気づかれないような笑み。
誰も見ていないと思っている人が浮かべる笑みだった。
そしてトレーが傾いた。
第五部:「ただのカップよ」
割れる音は、一つではなかった。
鋭い破裂音。
その次の音。
そして床のタイルの上に磁器が散らばり、滑り、転がる音。
誰かが息をのんだ。
そして、何もなくなった。
冷蔵庫の低い音まで聞こえるほどの静寂だった。
すべてのカップが床に落ちていた。
ティーポットは粉々になっていた。
小さな青い花がキッチン中に散らばり、金色の縁が光を受けてきらめいていた。
デニースはその惨状の横に立ち、片手で口を覆っていた。
「まあ……」
彼女は言った。
誰も動かなかった。
私の胃が床を突き抜けて落ちていくような感覚がした。
一瞬、青い模様しか見えなかった。
何かが引き裂かれてしまったように、タイルの上に散らばっていた。
するとデニースが私を見た。
その小さな笑みは消えていた。
彼女は分かっていた。
私が見ていたことを。
ダニエルは椅子を倒すほどの勢いで立ち上がった。
「何をしたんだ?」
デニースは不満そうに眉をひそめた。
「手が滑ったのよ」
「違う」
彼は言った。
「滑ってなんかいない」
「何ですって?」
ダニエルは彼女を見つめ、声を落とした。
「母さんが押すところを見た」
彼女はダニエルから私へ視線を移した。
そして部屋を見回した。
リンダ。
カーラ。
いとこたち。
全員が椅子に座ったまま固まっていた。
その時、彼女の表情が変わった。
罪悪感でもなかった。
恥でもなかった。
防御だった。
「ただのカップじゃない」
その後の沈黙は、私が今まで聞いた中で最も苦しいものだった。
リンダの顔は真っ青になった。
カーラは口元を手で覆った。
デニースは肩をすくめた。
まるで部屋にいる全員が大げさに騒いでいるかのように。
「お店に行って、別のセットを買えばいいでしょう。何が問題なの?」
ダニエルが言い返した。
「問題は、それが彼女の母親のものだったってことだ」
「知ってるわよ」
「じゃあ、どうしてそんなことを言うんだ?」
「もういいでしょう」
彼女は両手を広げた。
「みんな、まるで私が人間を一人粉々にしたみたいな顔をしてるじゃない」
ある意味では、そうだった。
でも私は何も言わなかった。
私は叫ぶべきだった。
玄関を指差して、家から出ていけと言うべきだった。
それが当然だと、私の全身が分かっていた。
でも私はキッチンの床にしゃがみ込んだ。
ダニエルがすぐ隣に来た。
「触らないで。手を切る」
「大丈夫」
「大丈夫じゃない」
「破片が必要なの」
背後から、デニースが苛立ったような声を出した。
「何のために?」
私は床から彼女を見上げた。
手のひらにはティーポットの持ち手の一部があった。
「私のものだから」
復讐なんて考えていなかった。
何を考えていたのか、自分でも分からなかった。
ただ一つだけ、確かなことがあった。
母の歴史の一部を、キッチンの床に散らばったままゴミと一緒に捨てることだけはできなかった。
それだけは、デニースを黙らせた。
ダニエルも私の隣に膝をつき、一緒に拾ってくれた。
小さく湾曲した持ち手。
鋭い破片。
片側だけが無傷のソーサー。
小さなつぼみがそのまま残ったティーポットの蓋の一部。
カーラは懐中電灯を持ってきて、キャビネットの下に入り込んだ細かな破片まで見つけてくれた。
リンダは何も言わずに段ボール箱とふきんを持ってきた。
私は一つ一つ包み、箱の中にそっと並べた。
デニースは、その少し後に帰っていった。
バッグをつかみ、「もう遅いから」と何かをつぶやき、出ていった。
彼女は一度も謝らなかった。

第六部:棺ではなかった箱
全員が帰った後、私はダイニングテーブルに座り、目の前に置かれた箱を見つめていた。
家は静かだった。
食洗機の音だけがしていた。
ダニエルはずっと近くにいて、キッチンとテーブルの間を行ったり来たりしながら、私が飲みもしない水を持ってきてくれた。
二人とも、ほとんど何も話さなかった。
話すことなんて、なかった。
私はその箱を見つめ続けた。
まるで棺のように見えた。
母が自分の手で最後に私にくれたものを入れる、小さな段ボールの棺。
その時、突然あることを思い出した。
数か月前、私は近所のギャラリーに立ち寄ったことがあった。
そこで、マヤという陶芸家の作品を見た。
彼女は、割れた陶器から作品を作っていた。
人々が持ち込んだ古い皿やボウルを、新しいものへと生まれ変わらせるのだ。
私はその作品の一つの前に、理由も分からないまま長い間立っていた。
私は彼女のページをネットで探した。
そして、自分を止める前に、割れたティーセットの写真を送り、これが何なのか短いメッセージを添えた。
30分もしないうちに、彼女から電話がかかってきた。
「全部取っておいたの?」
彼女が最初に聞いた言葉だった。
「見つけられたものは全部」
「よかった」
彼女は言った。
「それなら大丈夫」
私は箱を見下ろした。
「何かできる?」
電話の向こうで長い沈黙があった。
「できるわ」
その一言で、私の中の何かが変わった。
事故の後ずっとテーブルの上にあった箱が、初めて棺には見えなくなった。
喉が締めつけられた。
「何ができるの?」
「電話で決めないほうがいいわ。明日、全部持ってきて」
「こんな小さな破片も?」
「特に小さな破片を持ってきて」
それで十分だった。
私はお礼を言って電話を切った。
キッチンの入口から、ダニエルが私を見ていた。
「彼女なら何かできるの?」
「うん」
「何を?」
「まだ分からない」
私は箱の蓋に手を置いた。
「でも、こんな終わり方にはしない」
彼はゆっくりとうなずいた。
そして私の向かいに座ると、言った。
「分かった。じゃあ、今夜はどうしたい?」
私はデニースのことを考えた。
「まあ……」
「ただのカップ」
彼女がそう言って、謝罪一つせず、水を入れたグラスでも倒したような顔で出ていったこと。
「あなたのお母さんのところへ行きたい」
私は言った。
第七部:彼女のテーブルに置いたカード
その夜、私は箱を膝に乗せてデニースの家へ向かった。
運転したのはダニエルだった。
彼は私を止めようとはしなかった。
一度だけ、
「一緒に入ろうか?」
と聞いた。
「うん」
私は答えた。
デニースは部屋着姿でドアを開けた。
私が抱えているものを見ると、口元を歪めた。
「何? 今度は壊れた食器を私に持ってきたの?」
「そんなところ」
彼女は一瞬ためらった。
それから脇に退き、私たちを中へ入れた。
私はまっすぐダイニングテーブルへ向かい、箱を置いた。
デニースは腕を組んだ。
「これは何のつもり?」
私は箱を開け、ふきんをめくった。
そこにあった。
私たちが見つけたすべての破片。
一つ一つ包まれていた。
小さな青い花。
金色の縁の破片。
ティーポットの蓋のつぼみ。
全部まとめて見ると、小さかった。
小さくて、脆くて、完全に、永遠に壊れていた。
一瞬、デニースの顔に何かが走った。
「それ、全部ここに持ってきたの?」
「うん」
「どうして?」
「あなたが本当に何を壊したのか、見てほしかったから」
彼女は目を回した。
でも、今度は弱々しかった。
「言ったでしょう。食器よ」
「違う」
私はコートのポケットから、母がティーセットと一緒にくれた誕生日カードを取り出した。
一年間、私はそれをジュエリーボックスの中にしまっていた。
私はそれを破片の隣にそっと置いた。
母の筆跡がデニースから読めるように、カードを開いたままにした。
「お誕生日おめでとう、大切なあなたへ。
このティーセットを使ってね。
良いものを全部、後回しにしないで。
あなたが思っている以上に、私はあなたを愛しています」
デニースはカードを見下ろした。
そして、生まれて初めてではないかと思うほど、すぐに返す言葉を失っていた。
ダニエルは私の隣に立っていた。
椅子の背に片手を置いて、何も言わなかった。
「もう全部の破片を使ってくれる人を見つけたの」
私は言った。
デニースが顔を上げた。
「何を言ってるの?」
「別のものに生まれ変わらせるの」
彼女の目が細くなった。
「そんなこと……」
私は彼女を見つめた。
「もう決めたよ」
彼女の顔が強張った。
「何を作るの?」
「まだ分からない」
彼女は短く笑った。
「じゃあ、全部ただの芝居ってこと?」
「違う」
私はふきんを破片の上に戻し、箱を閉じた。
「あなたに分かってほしいの。もう、あなたがそれらの未来を決めることはできないってこと」
「一度は決めたでしょう。でも、二度目はない」
そう言ってカードをポケットに戻し、箱を持ち上げてドアへ向かった。
ダニエルがドアを開けてくれた。
私たちは出ていった。
デニースは一言も言わなかった。
その沈黙は車までずっとついてきた。
そして、彼女を知ってから初めて、私は何も和らげる必要を感じなかった。
起きたことを、彼女のために都合よく丸めた形にする必要もなかった。
車の中で、ダニエルが手を伸ばし、私の手を握った。
「ごめん」
彼は言った。
「本当にごめん。母さんがあんなことをして」
「あなたは見た」
私は言った。
「そして、みんなの前ではっきり言ってくれた」
「当然だよ」
「でも、誰もがそうしてくれるわけじゃない」
私はそう言った。
本当にそう思っていた。
第八部:壊れても、残るもの
翌朝、私はマヤの工房へ向かった。
そこは窯や棚、制作途中の作品でいっぱいの、明るくて少し散らかった空間だった。
彼女は長い作業台を片付け、破片を一つずつ並べていった。
色や大きさごとに分けるその手つきは、まるで誰かの古い手紙を扱うように丁寧だった。
青い花が一輪そのまま残っている破片を手に取り、光にかざした。
「元のティーセットに戻したいわけじゃないのね」
質問というより確認だった。
「戻せないと思う」
「一部なら修復できるわ」
彼女は言った。
「カップを一つか二つ。ソーサーも何枚かなら」
私はテーブルに置かれたティーポットの壊れた持ち手を見た。
それを接着して、何も起こらなかったかのようにキャビネットに戻すところを想像した。
「違う」
私は言った。
「じゃあ、どうしたい?」
私は母の誕生日カードをバッグから取り出し、彼女に渡した。
「これも、何らかの形で入れてほしい」
マヤはカードを読んだ。
たぶん二度。
それから両手で私に返した。
「これならできる」
帰る前に、彼女はもう一つ質問した。
「完璧に見えるようにしたい?」
「どういう意味?」
「修復した跡を隠したい人もいるの」
彼女は説明した。
「まるで一度も壊れていなかったように、元通りに見せたいのよ」
私は首を横に振った。
「ううん。壊れた跡を見せたい」
彼女はしばらく私を見つめた。
「どうして?」
どう言えばいいのか考えた。
「何もなかったことにするのは、彼女を助けることになる気がするから」
私は言った。
「見る人には、分かってほしいの。生き延びたからといって、傷が消えるわけじゃない。傷が形を変えただけなんだって」
マヤはゆっくりとうなずいた。
「じゃあ、何も隠さない」
彼女は青と金色の破片を集め始めた。
「完成したら連絡するわ。それと、作品に添える短い言葉も欲しい。何と書きたいか考えておいて」
その夜、ダニエルと私はキッチンのテーブルにメモ帳を置き、いくつもの言葉を考えた。
でも、どれもしっくりこなかった。
書いたものは全部、謝罪文か、グリーティングカードか、脅し文句のように聞こえた。
二人で何度も書いては消した。
そしてダニエルがペンでメモ帳を軽く叩きながら言った。
「『壊れても、大切なものは大切なまま』っていうのは?」
私は顔を上げた。
「それだよ」
私は言った。
「それがぴったり」
三週間後、マヤから電話があった。
写真は送ってくれなかった。
「直接見てほしいの」
そう言った。
工房に入ると、壊れた磁器を入れていた箱はなくなっていた。
その代わり、イーゼルの上には透明なガラスに覆われた額装作品が置かれていた。
私は入口で立ち止まった。
壊れた磁器の破片は、モザイクになっていた。
その中央には、母と私の写真。
私が30歳の誕生日を迎えた時に撮った写真だった。
二人とも、カメラの外にいる何かを見て笑っている。
小さな青い花が、蔓のように写真の角を取り囲んでいる。
金色の縁取りが光を受けて輝いていた。
その下には、小さな真鍮のプレートが埋め込まれていた。
「壊れても、大切なものは大切なまま」
写真は、中央で何一つ傷つかずに残っていた。
だからこそ、その周りを囲む壊れた磁器が、単なる残骸ではなく、写真を守るために築かれた壁のように見えた。
マヤは額をゆっくり裏返した。
そこには透明なアクリル板の下に、母の誕生日カードが封じられていた。
母の筆跡。
「良いものを全部、後回しにしないで」
私は一言も話せないまま泣いた。
ようやく言葉を出せるようになってから、ダニエルに電話した。
彼は仕事からそのまま来てくれた。
まだ会社用の服を着たままだった。
彼はほぼ一分間、何も言わずにモザイクを見つめていた。
「すごい」
ようやくそう言った。
「やりすぎかな?」
「全然」
彼は額の下端に手を触れた。
そして二人で選んだ言葉を見つめた。
「想像してたより、ずっといい」
「母なら気に入ってくれると思う?」
「きっと大好きだよ」
それから彼は額を裏返し、そこにあるカードを見た。
そして表情が変わった。
「ダイニングに飾ろう」
彼が言った。
私は彼を見た。
「本当に? あそこに?」
「毎日の夕食に。休日にも。誕生日にも」
彼は、まったく冗談ではない小さな笑みを浮かべた。
「これで、どうして大切だったのか、みんなにも分かる」
エピローグ:すべての破片には居場所がある
次の家族の夕食会は、一か月後だった。
モザイクはダイニングテーブルの後ろの壁に飾られていた。
誰が座っても、必ず目に入る場所だった。
デニースが入ってきた。
コートを脱ぎ、そして立ち止まった。
モザイクを見つめたまま、しばらく動かなかった。
そして、いつものように何かを言うことはなかった。
最初に気づいたのは、いとこのマークだった。
「すごくきれいだね」
彼は近づいて言った。
「これ、おばさん?」
「うん」
彼は椅子から立ち上がり、もっと近くで見た。
そして目を細めた。
「待って。これって……あのティーセット?」
部屋が静かになった。
テーブルの向こうでは、デニースが急に皿に興味を持ったかのように、じっと見下ろしていた。
私は大げさにすることもできた。

スピーチだってできた。
一か月もあったから、何度もその場面を想像していた。
でも、私はそうしなかった。
「デニースが、私がやめてと言ったのにトレーを持っていったの」
私は淡々と言った。
「私は彼女が押すところを見た。ダニエルも見た。そして、全部割れた」
私はモザイクを見上げた。
たくさんの小さな青い花に囲まれて、笑っている母の顔。
「彼女は『ただのカップ』って言った」
私は言った。
「だから私は、そうじゃないことにしたの」
誰も叫ばなかった。
誰も彼女を罵らなかった。
そんな必要はなかった。
リンダが椅子を引いて立ち上がり、モザイクのところまで歩いていった。
母の写真を長い間見つめ、それから周りの青と金色の破片を見た。
そして、古いティーポットの蓋の一部――小さなつぼみの残った破片の上に、ガラス越しに指を置いた。
「あなたのお母さん、きっとこれを気に入ったでしょうね」
彼女は優しく言った。
私は笑った。
「私もそう思う」
テーブルの向こうで、デニースは何も言わなかった。
言う必要などなかった。
壁が、私たち全員の代わりに語っていた。
今では、夕食のたびに私は母の顔を見る。
壊れた小さな破片に囲まれながら、それでも一つにつながっている母の顔。
まるで、母が私たちを一つにまとめてくれていたように。
私は今でも、元のティーセットが恋しい。
これからも、ずっとそうだと思う。
朝によっては、今でも無意識に食器棚へ手を伸ばしてしまう。
そして、もうそこにはないことを思い出す。
でも今は、形を失ったことと、母が私にくれたものを失ったことを同じだとは思わない。
母が私にくれたものは、磁器そのものではなかった。
クリスマスの朝。
温めたティーポット。
「もう少し礼儀正しくして」
そして、
「良いものを全部、後回しにしないで」
という言葉。
デニースは、ティーセットを壊せば、その価値も小さくなると思っていた。
でも私たちは、最後の一つまで、すべての破片に居場所を与えた。
